9月入学を考える3 - 手段と目的が入れ替わっていないか
議論のながれが明らかにおかしい。いま何の議論をしているのかがわからなくなってしまっている。いま解決しなければならない課題のソリューションがまったく出てこない。しつこいようですが、声をあげないといけないので、またまた念押しの記事を書かせていただきました。
続きを読む新型コロナによる経済ダメージを考える
今回は少し目線を変えて本業の経済の話をしてみたい。「経済を回せ」とか「コロナ恐慌」などの言葉をよく聞くが、中身はどのようなものか、活路はどこにあるのか、などを考える一助にしていただければと願った次第である。
続きを読む多様性の時代の「学年」概念を問う - 新型コロナ9月入学の文脈で
新型コロナ拡大に対する教育の変更に関して、多くの批判や議論の中で強い足かせになっているのが「学年」という概念である。戦後の日本の教育に深く根付き、その後の日本の文化や社会構造さえも強い影響を受けてきた概念である。多様性が強く叫ばれている現代において、この「学年」概念を掘り下げて考えてみたい。
続きを読む9月入学を考える2 - 徹底的に高3受験生の視点で
小学校から大学まで一斉に9月入学にすることは、混乱と社会的負担が甚大である、これが反対論の最大の根拠、しかし高校3年生にとっては、このまま受験に突入するのは許容範囲を超えている。ではどうすれば。「大学受験を控える高校3年生のために」を徹底する方向で次善策を考えてみた。
続きを読む緊急事態宣言の延長はぜひ「具体的メッセージ」と共に
5月6日までの期限で出されている「緊急事態宣言」はその延長(5月31日までが有力)が確実視されている。しかし、1か月「自粛」すれば終わりというものではない。われわれはこの延長をどのようにとらえればよいだろうか。また、政府は国民に何を伝えればよいだろうか。現状に即して考えてみた。
続きを読む大切なのは長期戦の構え -「緊急事態宣言」で終わりではない
緊急事態宣言(期間4月8日~5月6日)が出たことにより、多くの人が一か月我慢すればGW明けくらいからは日常に戻れるという錯覚を抱いたように感じられる。しかし、冷静に考えれば、それ以前に政府が言っていた「長期戦になる」「ピークをできるだけ後ろにずらす」という状況はいささかも変わっていない。
日本の新型コロナ対策に欠落する総合的思考
我が国の新型コロナ対策は本当に正しいのだろうか? 私はよくSociety5.0時代において人間の果たすべき重要な役割として「総合的思考」を取り上げている。しかし、現在の我が国(専門家会議)の対策が、いささか総合的思考に欠けているように思われてならない。
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