北川浩の徒然考

私は2016年から成蹊大学の学長を務め、6年間の任期を無事に全うして2022年の3月に退任しました。本ブログは成蹊大学の公式な見解とはまったく無関係なものであり、あくまで社会科学を探求する一人の学者としての北川浩個人の考えを表示しています。

インフレ

為替介入はしたものの~亡国の政策の末路

■為替介入の効果 9月に1ドル145円を突破した際に第一弾の介入が行われ、一気に3~4円程度円高に振れることとなった。しかし約1か月足らずで再び145円を突破し、その勢いのまま150円をあっさり超えるような勢いで円安が加速した。それに対して10月21日の日本…

岐路に立つ日本経済 ~ インフレへの備えを

ロシアに対する経済制裁が短期的に解除される可能性は小さく、常軌を逸した日本銀行の政策とあいまって、日本経済にはスタグフレーションの赤信号が灯っている。国民は「自分自身を守るための行動」をとるべき時期にきている。今回はインフレ到来への「備え…