北川浩の徒然考

私は2016年から成蹊大学の学長を務め、6年間の任期を無事に全うして2022年の3月に退任しました。本ブログは成蹊大学の公式な見解とはまったく無関係なものであり、あくまで社会科学を探求する一人の学者としての北川浩個人の考えを表示しています。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新型コロナ第6波はくるか ~ 世界のデータから考える

日本のマスコミは日本の状況だけを紹介することが多く、なかなか世界の感染状況を目にする機会がない。日本ではこの冬に第6波がくるのかどうかが取りざたされているが、今回は世界のデータを眺めることによって新型コロナの「波」について掘り下げて考えてみ…

医療崩壊から見えてくるもの ~何をなすべきか

最近になって政府は秋以降の行動制限緩和の方向性を示唆し始めた、選挙対策かもしれないが、緊急事態宣言の延長とセットで出てくるところは相変わらずのチグハグさである。かなり昔になるがかつて「医療と健康の経済学」を講義した経験があるので、昔を思い…