北川浩の徒然考

私は2016年から成蹊大学の学長を務め、6年間の任期を無事に全うして2022年の3月に退任しました。本ブログは成蹊大学の公式な見解とはまったく無関係なものであり、あくまで社会科学を探求する一人の学者としての北川浩個人の考えを表示しています。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アフターコロナ社会を考える2 ~イントロダクション

コロナ禍が長期化(少なくともあと1年)する可能性が高くなったいま、コロナ以後の社会を見通した議論を行い、今何をしなければならないかを考えることが大切だと思う。そろそろじっくり腰を据えてこの問題に立ち向かってみたい。

気になって仕方がないこと ~新型コロナウイルス後遺症と生殖能力

先日、新型コロナウイルスの後遺症についての記事を書いたが、その中でも気になって仕方がないものがある。それは生殖能力(特に男子)に及ぼす影響である。わが国においても早急にこの真偽を調査する必要がある。もし事実ならば、いま日本でとられている曖…

戦略なき政策~「見えない敵との戦争」を放棄した政府

私は4か月前の4月4日のブログで、「見えない敵との戦争」に対する戦略=政策優先順位として、「医療崩壊防止>感染拡大防止>弱者救済>景気浮揚」と述べたが、状況が変わっていないにもかかわらず、現在の政策は全く真逆に変化してしまった。「危機管理…